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F-4C 184th TFS / Arkansas ANG
(F-4C 1979~1998)
アーカンソー州の第184戦術戦闘機中隊にF-4Cが配備されたのは1979年。それまで使っていたF-100D Super Sabre(スーパーセイバー)からの更新であった。アーカンソーって、いったい何処にあるの?余り知られない土地であるが、テキサス州の北東に隣接している多分とても田舎な州である(行った事はないので)。アーカンソーは、アメリカインディアン(所謂ネイティブアメリカ)のカンザ族の言葉で「下流の人の土地」または「南の人々」を意味するそうであるが、元々フランスのルイ王朝が所有していたお隣ルイジアナ州の一部で、ナポレオン時代にアメリカが買い取った州である。日本の三分の一もの面積を有しているが、人口は300万人程度、州旗に猪。昔は熊が多かったのでベア.ステーツと呼ばれていたそうであるから、やはり相当田舎の州である。 
 話が逸れたが、州空軍の部隊として1953年に創設され、偵察任務を担っていた。約20年間に渡りF-4C戦闘機を運用の後 F-16やA-10に機種転換したが、2023年時点では、元の偵察任務に戻り MQ-9リーパーの部隊として無人機運用をしている。
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↑ この写真も1980年10月テキサスのケリー空軍基地で撮影されたF-4C/63-7543。この機体はミシガンの171st FISから移籍されたようである。
↑ 1982年4月に撮影されたF-4C/64-0912。 上写真と同じくカナダのコールドレークで開催されたメープル・フラッグ-82(Maple Flag'82)に参加した際の写真である。
↑ 1984年3月に撮影された188th TFS F-4C/63-7646。インディアナ州空軍機の尾翼にもあった”CORONET CROWN”のマークが本機にも書かれている。
Wings
↑ 1983年2月アリゾナ州ルーク空軍基地で撮影された188th TFSに配備されたF-4C/63-7455。C型でもかなり古い機体である。インテークベーンに何故か、当時ホロマン基地の8th TFSの黒羊のインシグニア。同隊には当時最も古いファントムとされるF-4C/63-7411も在籍していた。
↑ 1982年4月に撮影されたF-4C /64-0784。 カナダのコールドレークで開催されたメープル・フラッグ82に参加した際の写真である。
↑ 1980年10月テキサスのケリー空軍基地で撮影されたF-4C/64-0765。資料によるとこの機体はフロリダのマコス(93rd TFS)から移籍され、同飛行隊に8年間在籍して用廃となったようだ。
↑ 1989年当時エジプト-1と呼ばれた塗装スキームにお色直しし、機首にノーズアートを入れたF-4C/64-0748。ノーズアートは、スプークと”City of Ft,Smith Arkansas"の文字。この機体は1967年に北ベトナム上空でMig-21を撃墜したミグキラー機である。
↑ 1982年4月に撮影されたF-4C 64-0677。 メープル・フラッグは、NATO演習の一つでレッドフラッグのカナダ版と言えるもの、カナダ中央のコールドレーク空軍基地周辺の広大なウェポン・エリアで1978年から隔年で開催されていた。
↑ 1986年3月に撮影されたF-4C/64-0725。コックピットの縁には赤いラインにパイロットネームが書かれているが、恐らく1985年10月に開催された”Gunsmoke'85”参加時の塗装を残している写真ではないだろうか。
↑ 1985年6月のガンスモーク競技会に参加した際、現役ファントムで最も古いF-4ファントム戦闘機として、機首に記念のマーキングを入れた184th TFSのF-4C/63-7411。事実上、このファントムは量産されたファントムの中で、実戦部隊を渡り歩いた機体としては最も古参のF-4だった。